業務効率化の救世主?マーケティングオートメーション
日本でも認知度が高まっている「マーケティングオートメーション(略称MA)」とは、従来のマーケティング活動「見込み客を把握・管理し、購入成約に繋げるまでの戦略」に対して、その煩雑な作業を効率よく行うためのソフトウェアのことです。魔法のように理想的な答えを正確にはじき出してくれて、すぐ売上に繋がるのかといえばそうではありません。シナリオと呼ばれる「マーケティングオペレーションが動くための指示」を、AパターンよりB、BよりC、というように試行錯誤しながらマーケティングオートメーションに取り込むことで、マンパワーに頼っていた営業コストの削減、見込み客への適切なアプローチのタイミングなどがわかります。データや効果の数値化・可視化ができ、一部業務の自動化もできるため需要が高まっていますが、導入には前述のシナリオやWebコンテンツの準備、さらに相当額の費用がかかります。自社にとって有効なツールなのか、事前に検討が必須です。
聞きなれないけど重要。リードナーチャリング
見込み客(リード)を、購入成約まで育成していく(ナーチャリング)ことです。Webサイトやセミナーで、商品に興味を持って来訪した客は第一段階として見込み客ではあるものの、成約に至る熱はバラつきがあります。マーケティングの中で、見込み客の質を改善させるということは重要な部分です。そこで、メール、電話、紙媒体、セミナー誘致などを行い、購入成約までの意欲を育てていくことがリードナーチャリングです。マーケティングオートメーションによって適切なリードナーチャリングができれば、見込み客の放置による売上損失を避けられますね。
マーケティングオートメーションはシステムによる営業事務の自動最適化です。顧客のメール開封等の反応を共有をすることで、「足で稼ぐ営業」から、ベストなタイミングでアプローチをかける営業へシフト出来ます。